例年8月に加藤山崎教育基金軽井沢研修所で実施している軽井沢教室は、過去2年間はコロナ禍のために開催を見送っていました。本年は従来通りの対面形式での教室を再開する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の急激な感染拡大のため、急遽オンライン形式に変更いたしました。
KYEF理事でいらっしゃいます北原和夫先生（東京工業大学・国際基督教大学名誉教授）のご挨拶に続き、地球物理学がご専門の鳥海光弘先生（東京大学名誉教授）から、惑星や生命起源研究の最新情報、地球に関する研究では地震活動等の現象解明にAI、機械学習が重要な役割を担っているとのご講演をいただきました。
次に、KYEF選考委員でもあります松田宗男先生（杏林大学名誉教授）からは、「遺伝学から見た生物の多様性」という題目で、色覚多様性や血液多様性など身近な話題を交えて遺伝子に関するご講演をいただきました。

Web形式ではありましたが、生徒さんは対面と同じかそれ以上に真剣に聴講され、活発な質疑応答となりました。また、受給者の先輩の体験談を聞いたり、懇談会では先生や先輩方と話す機会もあり有意義な会となりました。